ガイド· 6 分で読めます

Muse Code を macOS・Linux・Windows(WSL2)にインストールする方法

Muse Code にはデスクトップアプリも Windows 用インストーラーもなく、あるのはターミナルで実行する 1 行のインストールコマンドだけです。Mac、Linux、そして WSL2 経由の Windows で動かす手順と、VS Code での使い方をまとめました。

#install#windows#wsl#getting-started

「ダウンロード」はコマンド 1 つ

Muse Code のダウンロードを検索する人は、.dmg.exe、あるいはアプリストアのページを期待しています。でも、そういうものはありません。Muse Code はコマンドラインプログラムで、公式の入手方法は Meta のインストールスクリプトです。

curl -fsSL https://dev.meta.ai/install.sh | bash

スクリプトは muse バイナリを PATH 上に配置します。muse --version で確認できれば成功です。リモートのスクリプトをそのままシェルにパイプしたくない場合は、まず curl -fsSL https://dev.meta.ai/install.sh -o install.sh でダウンロードし、中身を読んでから実行してください。サポートされているどのプラットフォームでも、ダウンロードの話はこれで全部です。変わるのは、どこで実行するかだけです。

macOS と Linux

Mac や Linux マシンでは、ターミナルを開いて上のコマンドを実行します。最初のセッションの前に、知っておきたいことが 2 つあります。

  • インストール後に muse が見つからない場合は、新しいターミナルウィンドウを開いて、シェルに PATH を読み込み直させてください。
  • 初回実行でサインインします。 プロジェクトディレクトリで muse を実行するとブラウザが開き、dev.meta.ai で Meta 開発者アカウントによる認証を求められます。認証情報はキャッシュされるので、セッションのたびに繰り返す必要はありません。サーバー、CI ランナー、その他のヘッドレスマシンではブラウザを使わず、Model API ダッシュボードでキーを作成して MODEL_API_KEY としてエクスポートします。

あとは git リポジトリに cd して muse を実行するだけです。最初のタスクにちょうどいい題材は、入門ガイドで紹介しています。

Windows では WSL2 の中にインストールする

ネイティブの Windows 版はありません。Meta のインストーラーは macOS と Linux が対象で、PowerShell から試した開発者によれば、そもそも実行を受け付けないそうです。確実に動くのは Windows Subsystem for Linux(WSL)を使うルートで、Windows 10 または 11 の上に本物の Linux 環境を用意できます。

  1. PowerShell を管理者として開き、wsl --install を実行します。デフォルトでは Ubuntu 入りの WSL2 がインストールされます。再起動を求められたら再起動してください。
  2. スタートメニューから Ubuntu を起動し、Linux ユーザーを作成します。
  3. sudo apt update && sudo apt install -y curl git を実行して、基本的なツールをそろえておきます。
  4. Ubuntu のターミナル内で Muse Code のインストーラーを実行します。上と同じ curl … | bash の 1 行です。
  5. リポジトリは /mnt/c の下ではなく、~/code のような Linux ファイルシステム上に置きましょう。Muse Code は大量のファイルを読み書きするため、Windows と Linux の境界をまたぐアクセスだとかなり遅くなります。

WSL の中からブラウザでのサインインが立ち上がらない場合は、代わりに API キーを使います。Model API ダッシュボードでキーを作成し、Linux シェルのプロファイルで MODEL_API_KEY を設定してください。

VS Code、JetBrains、そして「デスクトップアプリ」問題

Meta は Muse Code 向けのデスクトップアプリも IDE も、公式のエディター拡張機能も出していません。とはいえ、使い慣れたエディターを手放す必要はありません。

  • VS Code: 統合ターミナルで muse を実行します。Windows では Microsoft の WSL 拡張機能をインストールし、プロジェクトフォルダーを WSL で開けば、統合ターミナルが Linux シェルになり、Muse Code が普段どおりに動きます。
  • Zed と JetBrains IDE: Agent Client Protocol(ACP)に対応したエディターに Muse Code をつなぐコミュニティプロジェクトがあります。いずれも非公式なので、プライベートなコードに使う前に、何をどこへ送信しているかを確認してください。

「Muse Code デスクトップアプリ」や「Muse Code for Windows」をうたうダウンロードには注意してください。どれも Meta が公開したものではありません。公式の配布手段は上のインストールスクリプトだけです。

最新の状態を保つ

Meta のドキュメントに載っているのはインストーラーだけなので、手元のバージョンが対応するコマンドは muse --help で確認し、リリース情報は当サイトの更新履歴で追ってください。Muse Code は 2026 年 8 月 31 日にベータ版を卒業し、その 2 日後に Muse Spark 1.3 モデルへ切り替わりました。最新の状態でインストールしておけば、その両方が手に入ります。

あとは支払い方法を選ぶ

インストールは無料ですが、Muse Code を使うのは無料ではありません。月額プラン(Everyday Usage が $5、High Usage が $15、Power Usage が $50)に加入するか、プランなしで Meta Model API 経由のトークン単位の従量課金を選べます。料金ページでは両者を比較でき、コスト見積もりツールも用意しています。

続けて読む